保険に年金にパスポートに(とち)

 勤めていた会社から無事離職票が届いたので、昨日からせっせと市役所に通っている。
あーいった場でまずうんざりするのが、「今日これを持っていないと手続きできない」という言葉。
こちらも何がいるのか前もってHPで調べているのに、載っていない。適当に持って行くと必ず何かが足りない。
役所とか銀行とか、手続きごとに必要な証明書等を項目別にまとめて各世帯に配布してほしい。そんな気の利いたこともしないくせに、銀行なんか手数料はいっちょまえ。このヤクザ!! ぼったくり営業!! ムキーっ!!
加えてそこでいつも求められるのが「身分証」。私の場合、運転免許証を取得していないので保険証か年金手帳になる。しかし退職後は旧保険証が身分証として使えないので、まず真っ先に保険の手続きをしなければならない。
しかしです。保険証の手続きを本人がしておきながら、顔写真つきの身分証がないとその場で受け取れないのだとか。それ以外は配達記録証明つきの郵便で届くんだって。配達記録証明の郵便だって、必ずしも本人が受け取るとは限らないのに。「私だよ? 私だよ? 私だってば!!」と、記憶喪失の恋人に訴えているようでとても悲しい。ともかく明日はパスポートの申請とハローワークの手続きがあるので、どうしても今日欲しい。その旨を職員さんに伝えると、(銀行のように)紋切り型の「申し訳ございませんが」ということもなく、なんとか聞き入れてくれた。そこで身分証として通用したのが、年金手帳とたっちゃんの保険証と私の旧保険証。なんだそりゃ。
車の運転免許、誰でも持っているわけではないのに、印籠のごとく何でも通用するのは何故? 顔写真付きだから? どうせなら住基ネットをあんなに中途半端なままにしないで、国民一人一人が公的機関で差し出せる身分証として強制発行すればいいのに。あ、でもそれを受け取るためにはまた身分証が必要なんだ。なんだ、延々繰り返しかい。私はエコロジストとして車の免許は持ちたくない!というのはウソですが、どこでもかしこでも免許証の提示を求められるというのが気にくわない。だって車の免許って30万もかかるんだよ?