honey honey honeymoon1 (とち)

11日、午前7時半
家を出る直前にCDの入れ忘れに気付くなど、相変わらずのバタバタぶりで始まった旅行。
京成線で成田到着目前にしてうっかり気を緩めたたっちゃんは、うっかりスーツケースから手を離し、ころころ転がっていくスーツケースを、へっぴり腰で追っかけていました。(ダサっ!)


成田離婚


11時半、シンガポール航空で一路シンガポール
機内では早速タイガービールが運ばれ、ご満悦な2人。
フライト中、たっちゃんはひたすら「釣りバカ日誌」を見続け、一方のわたくしはモニタに映る地図を見ながら外を眺めていました。
機内食は2人ともインターナショナルメニューを選択。
なぜか白ワインを頼んでいるたっちゃんを見ながら、「新婚旅行なんだなー」と思う。


午後6時半、シンガポールチャンギ空港着。
「トラベルストーリー」というガイドブックの記入欄を参考にイミグレーションカードを記入中、横からありがたい忠告をくれたたっちゃん、ありがとう。でもね、1人でできるもん!


無事入国後、MRT(地下鉄)でホテルへ向かう。
チャンギ空港から1本で行けるかと思いきや、実はタナメラという駅で乗り換えをしなければいけなかったらしい。みんな降りる中でぼけーっと乗り続けている2人に、親切な女性が「乗り換えよ」と教えてくれました。あんがちょ。


オーチャードという駅で下車。
お母ちゃん、あのオチャードロードに帰ってきたよ〜。
そうです。私はシンガポール2度目なのでした。
蒸し暑いシンガポール。ホテルまで汗だくで歩く。歩く。歩く。
あまりに暑いので、途中にあったセブンイレブンでビールを購入。気分は初めてのおつかい。

初日に宿泊するフォーシーズンズホテルに到着。
レセプションのお姉さんの流暢な英語に、うっかりラッフルズのホテルバウチャーまで渡してしまった私。
なにはともあれ、ホテルのアメニティは全てロクシタン。狂喜乱舞の私は早速全部失敬してしまいました。


その日の夕飯は、オーチャードロードを歩いた所にあるグッドウッド・パークというホテル内の「タイ・ビレッジ・レストラン」へ。これは飲酒頭さまに教えていただいた美味しいお店。しかしながら、なかなかお目当てのお店にたどり着けず、私は駐車場の警備員さんに聞きました。
「ウィー ウオント トゥ ゴー トゥ タイ ビレッジ レストラン」
土曜の午後の店内は、地元の人たちでにぎわっていました。
おすすめの鮑ごはん、死ぬほど美味しかった。鮑、あんなたっぷり食べたの、わたし、初めて。


たらふくでホテルへ帰る。
あ、アメニティがまた補充されてる! 
そしてまた失敬したのでございました。
ビバ 貧乏症。



12日
朝食の場所を「道を挟んで反対側」とヒアリングしたたっちゃんは、別の建物と勘違い。
実はホテルの通路のことなのでした。
ビュッフェ形式の朝食を選択し、朝からたらふくいただきました。


そしてお部屋へ。
朝なので便意を催した○○は、トイレでまさかの事件を起こす。
紙の使いすぎでトイレが流れなくなった上に………(ご想像におまかせします)
ぎゃー! 大変だー!!

フロントに電話。
「アワ トイレット イズ ブロークン!」

間もなく「カッポン」を持ったおじさんがお部屋へ到着。
「ゴゴゴゴーーー」と流れた音をお部屋で確認し、ほっと胸をなで下ろす。
そう、今日はビンタン島へ移動する日なのです。
トイレのために船に乗れなかったら大変!


今日もバタバタで始まり、バタバタチェックアウト。
タナメラ・フェリーターミナルへはタクシーで移動。
タクシーの運ちゃんは、シンガポールの摩天楼をシャッターチャンスとせかす。
なので車内から何枚かパチリ。


シンガポールの建築は、とてもカラフル。
地震がないためか、細長い建物が多い。
熱帯の街路樹に囲まれているので、なんだかのびのびと生活できそうな雰囲気が漂っていました。

フェリーターミナルでチケット購入と出国手続きを。
カウンターのお姉ちゃんはみんな愛想なし。
フェリーが到着したので、早速乗船。
しかしながら、これが揺れる揺れる。
出発前に気分悪そうなたっちゃん。
これから約1時間の航海に耐えられるかな?
船の中で時計を1時間戻す。
そう、ビンタン島のあるインドネシアは、シンガポールから−1時間。
日本から−2時間になるのです。


ビンタン島に到着すると、ターミナルには宿泊するホテルのカウンターがあり、車で送ってくれました。
ホテルまでは車で約20分。
私たちが宿泊する「バンヤンツリー・ビンタン」がある敷地内に入るためには検問があり、物々しさを感じる。
そういえばテロとかある国だよな、大丈夫かな。
でもまあそんな不安も到着後にはかき消されました。

チェックインまでに時間があったので、敷地内の「tree top」というプールサイドのレストランで、インドネシア料理の昼食を取ったわけですが、これがまた美味しい。私はナシゴレンを注文。たっちゃんはミーゴレンみたいなのを注文したけど、どうやら私の勝ちでしたな。うふふ。

そしてチェックイン。
ここは、すべてのお部屋が独立したコテージのような造りになっていて、部屋に入るとまず真ん中に天蓋付きのお姫さまベッドがドカーン。
ベッドの前にはジャグジーのあるデッキがあり、そこからは穏やかな南洋の海が広がっていました。
とにかく何もかもが素敵な造りで、本当に感動しました。


新婚旅行って、す・て・き☆


ここはリゾート地として開発されて間もない場所なので、手軽に観光できるスポットも交通手段もありません。
ただ、出発前にネットで「パサ・オレオレ」というショッピングスポットがあることをつかんでいたので、早速行ってみる事にしました。

ハッキリ言って、15分で全て見てまわれるくらいの場所。
でもせっかくだし、迎えの車が来るまでに2時間もあったので、盆踊りができそうな櫓みたいな所に座り、ビールを飲みながらまったりと過ごしました。地元の人も、店の軒先に座って楽しそうにおしゃべりしてました。
暇つぶしにお店に入ると、ポッキーに並んでロッキーなるものが! 見た目はポッキーと全く一緒なのですが、PがRになってる!
これ、本物なのか未だに分かりませんが、とりあえず両方ゲット。
後、インスタントのジンジャーティーを購入しましたが、これが私的に大ヒット。
帰国後、飲んでいますが、これはまた欲しい商品です。
その他エビせんなども買いましたが、これはせんべいと一緒に○○虫もこんがり揚がっているのに気付き、サヨナラしました。ま、気付いたのは袋もなくなりつつある時だったのですが。
夕暮れになり、そろそろ店に入ってご飯でもと、「helo helo」というお店でご飯を食べました。
エビを使った料理が多く、何もかもが美味しかったです。特に白身魚が入ったお粥が2人のお気に入りでした。
食べていると、とっても人なつっこいネコちゃんが足元に来てくれました。
ネコと言えばグリちゃんという時に凶暴なワガママネコちゃんしか知らない我々は、あまりのなつっこさに首ったけ。

そうこうしていると、店の前で生演奏のライブが始まり、おじさん3人がカントリーロードなどを歌ってくれました。そこに赤ちゃんダンサーが突如乱入。
おじさんの前に立ち、踊る踊る。
やんやの喝采を送っていると、おじさんたちは私たちのテーブルの前にやって来て、谷村新司「昴」などを歌ってくれました。明らかに日本人はカモですが、本当に楽しく嬉しいひとときでした。


ホテルに戻って、ジャグジーに入りながらビールをぐびり。
2人でリゾートするのは初めてだったので、何もかもが新鮮で浮かれながらも楽しい。
夜、波の音と猿(?)の鳴き声が聞こえてきました。

(つづく)

*たっちゃんへ
写真をアップしてくだせ。