honey honey honeymoon5(とち)

tapitocchi2006-03-16



いよいよこの旅行も最終日を迎えました。


食器やら調味料やら重いものを次々と購入してしまったし、この日はホテルのチェックアウト後、飛行機の時間まで11時間もあったので余分な荷物は全てペリカン便で送ることにしました。
なんせ1000円くらいで日本まで送れると思っていたものですから…。ガイドブックに書かれていた金額、私が一桁間違えて解釈していたわけです。そして意外といろんな手続きが必要なんですね。品物をアイテムごとに値段も書かなければならないし。税関で申告しなければならないし。


朝食後、ホテルへ集荷に来てくれるまで部屋にカン詰め。
たっちゃん、暇そうにデジタルビデオカメラを回しながら奇声を発していました。
集荷のおじさんに無事荷物を渡し、チェックアウト。重いスーツケースは空港へ向かう時間までフロントで預かってくれるとのこと。身軽になった私たちはホテルを後にしました。
ラッフルズ、また泊まれるだろうか。次に泊まる頃には場に馴染んでいるだろうか。や、今度はフラトンでも良いなぁ。コンラッドでも良いなぁ。


この日向かったのはチャイナタウン。
お土産に最適なアジア雑貨を扱うお店が多いということだったので、期待大。
MRTを乗り継いで到着するや否や、他の街と桁違いに華やかなことにびっくりする。
さすが国民の7割は中国系なだけある。
自分のお土産だけでなく、お友達に渡すものを中心に吟味していたので、じっくりと見て回る。
ガイドブックにあった「ハウス・オブ・ゼン」というお店は、本当に良いものばかりでした。
我が家用にトレーを購入したので、帰国後、テーブルの上をアジアスタイルに変更しました(写真)。


お友達へのお土産も自分へのお土産もそこそこ揃ったので、オーチャードロードへ移動。
なんせこの日は時間をいかに潰すかというのが大きな課題だったので、1日が本当に長かった。
オーチャードロードでは例のデューティーフリーショップへ。
いくら免税店でも高いものは高い。化粧品を2つ購入して店を出ました。


途中、カフェで休憩したりして、シンガポールのトイザラすへも立ち寄りました。
まあ、日本とそんなに変わりませんね。


「ちょっと疲れたね、もう一度休む?」と、カフェに入ろうとしたその時、衝撃的なものが目に飛び込んできました。
スズメが寄ってたかって食べ残しのケーキをつっついているのです。おー、チュンチューン!!
人気に気付いた数羽は食べるのを止めたものの、執念深い1羽はひたすら食べ続けていました。クチバシにクリームをべっちょり付けて。
太るよー。


結局オーチャードも見尽くし、2人は夜景スポットへ行くことに。
マリーナベイと呼ばれる辺りはちょっとしたビジネス街っぽい。時間は6時すぎだったので、退社するOLさんらが沢山いました。ちっとも日が沈まないシンガポール。結局7時過ぎまで辺りをふらついていましたが、夜景は目にすることができず。再びマーライオンを見てからラッフルズまで歩くことにしました。


チャイナタウンでのお昼ご飯は食べきれないほどだったので、この時間になってもお腹が空かない。
だけど食べない訳にはいかないので、ラッフルズホテルの向かい側にある「チャイムス」という場所で軽食を取ることにしました。
最終日最後のご飯は、何故かアイリッシュバー。
ギネスビールで乾杯をして、ハンバーガーとカラマリフライをオーダー。
このチャイムスというダイニングスポットは意外に侮れない。2日間、素通りしていたのを残念に思ったほど。修道院を改装したというだけあって雰囲気も素敵でした。野外のテーブルでビールを飲むので軽くビアガーデン気分。東京でこの立地、ということを考えると多少高くても安いと思う。デザートに頼んだチョコレートボルケーノ(だったっけ?)は、温かいガトーショコラにアイスクリームがドカンと載っていてボリューム満点。美味しかった〜。


そうこうしているうちに午後9時。
そろそろラッフルズに荷物を取りにいかねばと、ショッピングモールの方からフロントへアクセスしようとしたのですが……。
なんと通行人に対して検問が行われていました。突然、金属探知機のゲートをくぐらされ、ムカムカムカっ!
なんでこんなことさせられるんだ。いかにも旅行者然としている我々が悪者に見えるのかコノヤロー、一体何があったんだ? 相変わらずたっちゃんのベルトがゲートで反応したものの、無事通過。
しかし、ロビーには入れず。
ティフィン・ルームを窓の外から見ていると、どうやらイギリス人が来ているらしい。
「なんだ、誰だよ?」とぼやいておりましたが、さきほど誰が来ていたのか判明しました。
何とその日は、エリザベス女王シンガポールを訪れていたそうです。きっとラッフルズでお食事でもされていたんですな。


無事スーツケースを手に入れた我々は一路空港へ。
結構時間があったものの、済ませなければならないプロセスを一気に済ませてしまったら、いつの間にかチェックインも完了してしまっていました。そしてそこには日本人中学生(高校生?)の修学旅行団が……。
若いっていいわね。
歩き回って疲れているおじさんおばさんを横目に、若者ははしゃぎまくり。
我々は、飛行機の座席が近くにならないことを心から祈っておりました。




翌日、成田に着いてから、早速携帯に何件メールが入っているかチェックしました。
ま、1週間ぶりですからドキドキしますわな。


結果は……













2人とも0件。
横を通り過ぎていく修学旅行の若者は
「きゃー、メールが74件も来てた〜。きもーい」だって。


6時間前まで半そでで過ごしていた我々は、再び寒い日本へ戻ってきたのでした。



1週間かかってあったことを書き起こしてきましたが、もちろんすべて書ききれたわけではありません。
もっと2人で笑ったこともあったし、私が一人イライラしていたこともあったし。


昨日送った荷物が無事手もとに届きました。
着ていた夏物の服も送ったのですが、その際、確かに「衣類は食器の緩衝剤として使ってください」と書きましたが……。たっちゃんズボンのポッケには調味料が詰め込まれ、Tシャツには食器が隠されていました。軽く宝探し気分を味わえました。




これで全部おしまい。
新婚ももうすぐおしまい。
そういえば3か月後の6月には、入籍1年を迎えます。


来年、またビンタン島に行きたいな。
バリ島でもいいな。
そう思って、小銭貯金を復活しました。
直径10センチ×高さ15センチほどの真っ赤な缶カンに半分くらい小銭が入ったままで半年ほど放置されていましたが、旅行から帰って来てから強制小銭徴収です。


そして現在、私を悩ませるのはたっちゃんの抜け殻。
日焼けした皮膚がボロボロと剥がれてきているのです。
たっちゃんが歩いたその下には皮が……。
歩く後ろを、コロコロかクイックルワイパーで掃除して歩く毎日です。